今回はサッカーボールの歴史についてです。
FIFAワールドカップで使われる公式球は各大会ごとに異なります。
スポーツの世界で4年に一度ボールが変わるのは珍しいですね
ワールドカップが最初に開催されたのは1930年、場所はウルグアイ。
当時の公式ボールはラテックス製の空気袋を膨らませたものを11枚の革を縫い合わせたもので包んで紐で閉じたものでした。
1930年 ウルグアイ大会
最初のワールドカップで使用されたボールはイギリス製でした。
イギリスはサッカーを世界に広めた国としても有名です。
1938年 フランス大会
フランスで開催となればボールもフランス製。
パリで作られたAllenモデルは13枚の革と紐で構成されています。
1950年 ブラジル大会
1930年代、Tossoliniというアルゼンチン企業が画期的なボールを開発しました。
ただこの新しいデザインがFIFAに受け入れられるには20年程かかり、ワールドカップで使用されるようになったのは1950年のブラジル大会が初めてでした。
ボールチェックする人たち。
1958年 スウェーデン大会
この大会で初めて、FIFAがコンペによりボールを決めました。
1970年 メキシコ大会
アディダスの時代がやってきました。
32枚のパネルが使われており、今日のボールの原型と言えるデザインです。
1974年 ドイツ大会
より耐久性のあるプラスティック加工が施されました。
ナイトゲーム用にオレンジ一色、ホワイト一色のボールも用意されました。
1986年 メキシコ大会
ボールに開催国にちなんだ模様を入れるのが流行りだします。
この年はメキシコが開催国だったのでアステカ族のシンボルがプリントされています。
1990年 イタリア大会
開催国が変わればボールの見た目も変わります。
イタリア色を盛り込んだこのボールは紀元前イタリア半島に栄えたエトルリア文化にちなんでエトルスコ・ユニコと呼ばれています。
1994年 アメリカ大会
アメリカ合衆国初のワールドカップで使用されたボールの模様は星と星座。
なぜかというと、1994年は
アポロ11号のミッション25周年だからみたいです。
1998年 フランス大会
表面は開催国フランスのナショナルカラーであるトリコロールで彩られています。
実はワールドカップの公式ボールで
複数の色が使われるのは初めてだったそうです。
2014年 ブラジル大会
たったの6枚パネルで構成されユニークな模様になっています。
2018年はロシア開催
どんなボールなのか楽しみです!!
(SHOTA)