2011-12シーズン、リーグ最高勝率に終わりながら、マイケル ジョーダン以来のチームの象徴を誰もが確信したシーズンMVP、デリック ローズがプレーオフ一回戦で右膝前十字靭帯断裂。
ファンが長く長く待ち望んだスーパースターの誕生、強豪復活は一瞬で終わってしまいました。
ローズ中心のチーム構成なのにエースがいない。復活してはまた怪我の繰り返し。チームの核となるポイントガードがそのような状態でも諦めないチームプレーは観てて本当に応援したくなるチームでした。
熱のこもったエナジーのある選手が多く、ジョアキム ノア、カルロス ブーザーのインサイドは精神的にも頼れる存在で、カーク ハインニックやリチャード ハミルトン、ルオル デンのようなクールな頭脳派の選手、タージ ギブソン等若手選手とみんなでローズの穴を埋めてチームをプレーオフまで導いてきました。
このメンバー好きだったな...。。。
ローズの居ない間はポイントガードも先発、控えといい選手がしっかり働いてましたね!
そんなポイントガード達
↓
カーク ハインニック
ネイト ロビンソン
DJ オーガスティン
アーロン ブルックス
そんな最中の2012-13シーズン、怪我人続出の中、ルオル デンの怪我によりある一人の若手選手が出場機会を得ます。
ジミー バトラー
二年目の選手とは思えない程の落ち着いたプレーでスティールやブロック等しつこいディフェンスが買われてスタメンに定着。更にはスタミナも十分で怪我人の多いブルズで40分近い出場もしばしば。
表情一つ変えず観てて安心感のあるそのしなやかなプレーは彼の出身校の先輩でもあるドウェイン ウェイドのようなプレーでスターの原石、といった雰囲気がプンプンしてました。
心無しか面構えがまさに、あのマイケル ジョーダンのようだ、と思ったのを覚えています。
翌シーズンからはスタメンに定着、定評のあるディフェンスに磨きをかけオールディフェンシブ2ndチームに選出されると、翌14-15シーズンには平均得点20.0を記録、オフェンス面での活躍どころかチームの得点源となり、初の月間MVPも獲得、シーズン通して最も成長した選手に贈られるMIPにも輝きました。
そんなローズのほぼ居ない3年間で彼はチームメイト、ヘッドコーチ、ファンからの信頼を確実に得て昨シーズンは復帰したローズではなく彼をエースと呼ぶ人は少なくなかった。
怪我で欠場もありましたが、圧巻だったのは1月のラプターズ戦、後半だけで40得点を記録しマイケル ジョーダンの持つ39点のチーム記録を更新。
せっかくなので映像をどうぞ
更には同じ月に行われた76ers戦、キャリアハイとなる53得点を記録!(しかもリバウンド10、アシスト6、スティール3)
せっかくなのでこちらも映像をどうぞ
しかし残念ながら昨シーズンは新ヘッドコーチの元、優勝候補にも挙げられながらプレーオフも行けずじまいに終わってしまいました。
セルティックスのスティーブンスも一年目はダメだったし!
次のシーズン期待してますよ!前半いまいちだったらクビもあるのかな。。。
そんな来季に向けて!
先日のニックスに関するブログで紹介致しましたがデリック ローズとジョアキム ノアというブルズの顔二人がチームを去りました。遂にチームの象徴として不在時も待ち続けたエースに見切りをつけ、こちらも怪我と新ヘッドコーチのもと出場機会が激減していた
チームのエナジーを放出することで新たなチームに作り替える決断をいたしました。
ここではもちろん、エースが誰になるかはファンはわかっていたでしょう。
KD離脱でOKCの真のエースになったウエストブルック同様、ようやくチームの中心になりました。
今や二人共ジョーダンブランドの顔。
同じブルズってこともあってジョーダンもかなり彼を買ってる!?
オリンピック出場も確実にいい経験になってますね。
ってか代表選ばれたってよくよく考えるとすごいな。。。
そして彼を支える新たなチームメイトも。
まずは3つのリングを持つドウェイン ウェイド。
シカゴ出身の彼が遂に憧れのブルズのユニフォームを着ます。
"ブルズはジミーのチーム"と超偉大な大学の先輩に言われちゃ身も引き締まりますね。ウェイドの経験を全てジミーに伝えていってほしいですね。
そしてこちらもリングを持っている、リーグ屈指のポイントガード、レイジョン ロンド。
ローズに代わってどんな仕事をしてくれるのか。
何気に2015-16シーズンはアシスト王とってますからね。
更にはニックスからロビン ロペスも加入。
伸び盛りのミロティッチ、スネル、マクダーモット辺りの更なる飛躍にも期待です。
バトラーを中心としたブルズ、90年代の栄光を再び取り戻せるか、楽しみな2016-17シーズンですね。
(スタッフ鈴木)