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詩人・北原白秋の生誕地としても知られる城下町
柳川の名物、「どんこ舟」に乗り、堀割をゆっくり巡りながら、
堀沿いの四季の花や歴史的建物を船頭さんが案内してくれる川下り。
あいにくの天気でしたが冬の醍醐味という
こたつに入りながらゆっくりと1時間近くのんびりとした時間でした。
我々の乗ったどんこ船の船頭さんは女性の方。
同乗した中国や韓国、台湾の方にもわかるように
日本語の説明の後に英語でも説明されていて感心しました。
そんな船頭さんのお話や柳川の歌、北原白秋が
詩を書いたと言われる童謡「待ちぼうけ」等を
歌って楽しませてくれます。
ちなみにこちら途中で現れる待ちぼうけ像。
夜観たら怖そうです。。。。
しかし船頭さんは竿一本で器用に船を進めます。
船の幅ギリギリの水路も
方向をしっかり合わせて進んでいきます。
途中、柳川城の天守閣の築造など柳川城の近代化、
柳川の道路や水路を整備したことで知られる
柳川藩初代藩主の田中吉政公の像も迎えてくれます。
なんともおだやかに流れる時間は季節ごとに
その楽しみ方もあるようで、春は桜、夏は納涼船
秋は観月船、そして冬のこたつ船。
他の季節も是非、楽しみたいと思いました。
その成り立ちから現代にいたる水辺の暮らしと
知恵を紹介しながら、近代化の波におされて荒廃した
堀割の再生をめざす住民のたたかいをあわせて
描いた宮崎駿製作によるドキュメンタリー映画も
ありますので興味のある方は是非。
それにしても柳川は特産物が盛んで、うなぎの蒸籠蒸しや
有明海苔、粕漬に味噌等美味しそうなものが盛り沢山。
日中ですと川下りの後のうなぎの蒸籠蒸しを頂くと
いうのがお決まりのようですが時間帯が遅めだったため
うなぎの入ったおむすび"ウナむす"を食べて博多に
戻ることにしました。
帰り際、駅の改札に向かったところで外で
大きな花火が打ち上がる音がしました。
船頭さんが教えてくれた地元 柳川出身の
琴奨菊関が勝ったことがわかりました。
いい時間を過ごせたせいかすっかり柳川を
気に入ってしまった僕はそのせいでしばらく
観てなかった大相撲を観ようかと思いました。
そんなきっかけになった琴奨菊がまさかの初優勝。
まさかの、は失礼ですねw
勝手に身近に感じてしまっていたため、感動しました。
しかも10年振りの日本出身力士の幕内優勝。
昨日は何発の花火が上がったのでしょうかね。
唯一土をつけた幼少時代からのライバル、
豊ノ島が嬉しそうに祝ってる姿が印象的でした。
目指すは連続優勝、そして98年の若乃花以来の
日本人横綱ですね。
(ザ グレート ラクゴ)