その時、
私が父の靴下を丸め、
想像しながらシュートを打ち始めた、
試合を決定付けるシュートを。
グレイトウエスタンフォーラムで。
一つの事が確かだと知った。
私はアナタに恋をしたという事。
その愛はとても大きく、私は全てを与えた。
私の意識と身体から。
私の心と魂まで。
6歳児ながら、
深く恋に落ちた。
そのトンネルの終わりが見える事はなかった。
ただ私自身が一つ一つ抜け出るのを
見るだけだった。
だから私は走った。
全てのコートを走り上がって、下って。
いつもルーズボールになると、
アナタは私にハッスルを求めた。
私はアナタにハートを与えた。
なぜならそれは何倍にもなって返って来たから。
私は汗と痛みを通してプレイした。
それはチャレンジが私を呼んだからじゃない。
アナタが私を呼んだから。
私はアナタのために全てを捧げた。
なぜならそれがアナタが私に対して
生きてるという実感を与えてくれたのと同じぐらいの事を
誰かがしてくれた時にする事だから。
アナタは6歳児にレイカードリームを与えた、
そして私は常にそれをしてくれたアナタを愛すだろう。
しかし私がアナタを情熱的に愛し続けられるのもそう長くはない。
今シーズンが私が与えられる全て。
私の心は高鳴り、
私の精神は困難に耐えられるが、
私の身体はお別れの時だと告げている。
それはOKだ。
別れの準備は出来ている。
だからアナタに今知って欲しい。
残された時間の一瞬一瞬を共に味わおうと。
良い事も悪い事も。
お互いに与えあって来た。
私たちの全てを。
そして、私たちは知っている、次に私が何をするかに関わらず
私は常にあの時の子供
丸めた靴下を
隅に置いたゴミ箱に
時計には残り5秒
ボールは手の中
5 … 4 … 3 … 2 … 1
アナタをずっと愛している