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Friday, May 9, 2014

Sports"NBA 2013-14シーズンMVP ケビン デュラント スピーチ全文"

自身初のシーズンMVPを獲得したオクラホマシティ サンダーの
ケビン デュラントの受賞スピーチが行われました。

時折涙ながらに30分近くチームメイトの一人一人、スタッフ、
ヘッドコーチ、家族、友人、そして母親、自分を支えてくれた
全ての方へ、ほとんどカンペも無しで自分の言葉で感謝を伝えた。





と、いうことで全文日本語訳がNBA.comに掲載されていたので
今流行のコピペでお伝えしたいと思います。

NBA.comより抜粋



司会:フランチャイズ史上初のシーズンMVP受賞者であり、(ビル)ラッセル、ウィルト(チェンバレン)、ビッグ・オー(オスカー・ロバートソン)、ラリー(バード)、マジック(ジョンソン)、マイケル(ジョーダン)ら、偉大な選手たちに続いて、彼の名が刻まれます。その名は、KD(ケビン・デュラント)。それでは拍手で迎えましょう、2013-14シーズンのKIA NBAモースト・バリュアブル・プレイヤー、ケビン・デュラント! 
ケビン・デュラント:本当にありがとうございます。普段なら喋るのは得意なほうなんですが、さすがに今日は緊張しています。 
まずは僕の人生を変えてくれた神様に心から御礼を言わせてください。バスケットボールに真摯に取り組んできたことで模範的な存在になれるのだと気付かされました。心からそう思っています。 
僕はワシントンD.C.郊外のPG(プリンスジョージ)郡という小さな町の出身です。 
母と僕らは 町から町へと住む場所を変えました。まるで一つの箱の中にいるような感じで、そこからは出られないのだろうと思っていました。 
子供の頃は地元で指導者になることが夢でした。子供たちを指導したいと思っていたんです。昔からバスケットボールが大好きで、プレイするのが大好きでした。でも大学に進学できるなんて思いませんでしたし、NBAなんて想像の範疇を超えた世界でした。ましてや、今この場に立ち、MVPを受賞するなんて、とても現実とは思えません。そう思えて仕方がありません。 
たくさんの人に助けられてきました。僕自身が自分の力を信じられなかったとき、多くの人に自分を信じるよう励まされました。本当にたくさんの人が自分を感化してくれました。だからこそ今日の自分があるのです。何度も挫折を味わってきました。家族と辛い時期を経験してきました。ですが、ご覧のように今ここに立っています。 
バスケットボールについて話を戻しましょう。とにかくコートを駆け回るのが大好きで、駆けつけてくれたグラント・ヒルにも伝えましたが、僕が小学校2年生のとき、ピストンズのジャージーを着て、グラントの名前が入ったジャージーを着て、はじめて練習場に行ったのを覚えています。きっと母は うるさい僕ら兄弟を家から追い出したかったんでしょうが、そのおかげでバスケットボールが大好きになりました。僕一人だけなら ここまで熱中しなかったでしょう。ここにいるチームメイトのような仲間に出会えたからです。皆は僕にこう言います。「もっと練習してベストな選手になれ」と。 
チームメイト一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたいです。フィッシュ(デレック・フィッシャー)、ニック(コリソン)、パーク(ケンドリック・パーキンス)、タボ(セフォローシャ)、カロン(バトラー)、サージ(イバーカ)、ハシーム(サビート)。皆のおかげだよ、本当にありがとう。俺にとって皆の存在は本当に大きなものなんだ。 
ハシーム、俺はどんなに辛いことがあっても、君の笑顔が俺の1日を変えてくれる。7フィート3インチ(221cm)の大男が小さなパンツを履いている姿が、酷い1日を変えてくれるんだ。 
フィッシュ、あなたは市長か大統領かのようにビシッと決めている。彼は偉大な選手たちとプレイしてきたのに、今も皆のことをリスペクトしている。彼は38歳で多くのことを経験して実力も証明してきた。それでもいまだに学ぶ姿勢に満ち溢れています。彼にシュート練習を一緒にしないか、と聞くと、必ずYesと答えます。それが僕のモチベーションを高めてくれています。彼はいつだって今よりレベルアップしようと努力しているのです。彼の姿勢を見ていて気付かされることがたくさんあります。 
パーク、君がチームに来る前は大嫌いだったよ。でもチームに来てから君に対する見方が変わった。僕にとっても最高のチームメイトだ。感謝している。辛い試合の日の夜にメールをくれて(言葉につまりながら)「MVPはお前だ」と勇気づけてくれたね。本当にありがとう。 
(涙を拭きながら)すみません。続けます。 
ニックはシアトルで最初に出会った仲間です。僕はまだ18歳だったけれど、最初に会ったときから僕のことを認めてくれました。僕のポテンシャルを感じてくれて、男として、選手としてリスペクトしてくれました。チームに受け入れてくれてありがとう。感謝しています。 
タボ、君がチームにやって来たとき、言葉が通じるかわからなかった。どう接したらいいかわからなかった。君はいつだって物静かだったしね。でも君は何よりもチームを優先する。チーム合流初日から君も俺を信じてくれた。ショットが入らなくて難しいときでも、いつだって胸を優しく小突いて勇気づけてくれた。やってやろう! といつも声をかけてくれた。君がそうやって声をかけてくれる意味を理解していた。君と同じ目標に迎えることは凄く意味のあることだよ。感謝している。ありがとう。 
カロン(バトラー)、君とは数カ月の付き合いだけど、この2週間で凄く近しい間柄になれたと思っている。チームに合流した初日のことを覚えているよ。1枚の紙に何かを書いて、俺のロッカーに貼ってあった。 
なんで涙が出るのかわからないな――。 
その紙にはこう書いてあった。「KD、MVP」と。 
たしか連敗していたときで、そのときは あまりこの話をしなかったけれど、よく覚えているよ。自分のことを信じてくれる人が近くにいたら、なんだってできるんだとね。ありがとう。感謝している。 
サージ、君は昔のご近所さんだ。いまだに言葉が通じないけれど、何を言いたいかはわかっているよ。君との関係は兄弟のようだ。練習で喧嘩したとしても、翌日にはハグをし合っている関係だ。毎日どうやったらレベルアップできるか、そんなことをずっと話し合った。 
ラッセルが怪我で離脱していたときは、俺のために、チームのためにステップアップしてくれた。君のおかげで自分も大きく成長できた。皆のミスを君がカバーしてくれる。それをチーム全員が感謝しているよ。自信を失っていたときに勇気づけてくれた。いつだっていろいろと話をしたいときにいてくれた。自分が間違っているときもあると気付かせてくれた。ありがとう。感謝している。 
若い選手のことも忘れたわけではないよ。(グリズリーズとの)第5戦のあと、グループメールに含めるのを忘れてしまって忘れられていると感じたかもしれないね。 
ジェレミー(ラム)、ペリー(ジョーンズ)、アンドレ(ロバーソン)、スティーブン(アダムズ)、レジー(ジャクソン)、グラント(ジェレット)、皆は知らないだろうけれど、君たちの存在が自分を選手として高めてくれる。俺は君らの模範的な存在にならないといけない。それなのに、調子の悪い日は酷いことを言ってしまうときもある。それでも踏んばらないといけないとき、いつも君たちがいてくれた。自分はリーダーとして適任でないときもある。ベストプレイヤーでないときだってある。いつもシュートを決められるわけでもない。それでも試合前のハンドシェイクで気合が入るんだ。 
アンドレ(ロバーソン)、君は俺のお気に入りのチームメイトだ。いつも本当にありがとう。君の根性、笑顔は俺にとって本当に意味のあることなんだ。 
ペリー、それにジェレミー。いつも自分を見習ってくれている。君らのレベルアップに協力できると感じている。俺が君らの成長を助けていると感じているんだろうけれど、君らが俺のプレイを高めてくれている。 
レジー、初めてあったとき、君は俺に何も言わなかったね。どんなヤツかもわからなかったけれど、それでもすぐに打ち解けられたし、今では親友の一人だ。どれだけ君のことを気にかけているか、言葉では上手く説明できないよ。バスケットボールに関わることだけではなく、コート外での生活についても同様だ。いつも問題なく暮らせているか心配なんだ。君は謙遜するタイプだし、チームを優先するタイプ。自分のことを後回しにするタイプの選手だ。多くを学ばせてもらっている。ありがとう。感謝しているよ。 
スティーブン、ビッグキウイ(ニュージーランド出身のアダムズの愛称)、初めて出会ったときはどんなヤツかわからなかったけれど、練習ではハードにスクリーンを張るヤツだった。レーンを攻めたときには肘を入れられた。自分のプレイで存在感を発揮した選手だ。気さくな性格で勇敢な選手。このまま変わらないでいてもらいたい。君の存在も本当に大きいから。若いのに本当にいろいろと経験している。その点は自分と似ている。普段はこういう話をしないけれど、君がどういう人柄かはわかっているから、君は君のままでいてもらいたい。君は本当に凄いヤツだ。ありがとう。 
グラント、君のことも最初はわからなかった。夏に合流したとき、君の才能にすぐ気付いたよ。貪欲に学ぶ姿勢も持っていた。いつも自分を見ていたのを気付いていたから、いつも君にプレイを見せたいと思っていた。いつもサポートしてくれてありがとう。君は優しいし、勇気づけてくれる。チームに来てから数週間だけれど、君がいてくれて助かっている。チームにとっても君がいる意味は大きいんだ。


皆のサポートに感謝している。ありがとう。 
ラス(ラッセル・ウェストブルック)、のことを忘れているわけではないよ。話そうと思えば一晩中だってこいつについては語れる。感情を爆発させる選手で 相手の守備を突破してくれる。そばにいてくれることを当たり前だなんて思っていない。練習中は何度もタックルしてやろうと思うくらいだ。きっとお前も同じように考えているはずさ。でも、お前とのプレイが大好きなんだ。周りはアンフェアな批判ばかりするけれど、何か言われたら 俺が真っ先にかばってやるから。 
チームの皆がお前のことを気に入っている。俺だってお前のことが大好きだ。いつも本当にありがとう。お前がいるから俺も上手くなれる。プレイに対する姿勢を見ていると、いつも対戦したくなるよ。練習で負けると本当に腹が立つ。いつまでもお前とプレイしていたい。いつもお前を負かしたいと思っているんだ。いつもお前が俺の基準であり、目標なんだ。本当にありがとう。 
皆、本当にありがとう。MVPを受賞できたのは皆のおかげだ。皆とプレイできて本当に嬉しい。皆と自分は共通の大きなゴールを持っている。明日は厳しい試合も待っている。それでも今日は皆に祝ってもらえて嬉しかった。凄く意味のあることだったよ。本当にありがとう。ありがとうという言葉では言い足りないね。 
長くなってすまない。もうすぐ終わりにするから、あと数分付き合ってもらいたい。 
僕を指名してくれたチームに感謝しています。自分の力を信じてくれて、自分がMVPになれると信じて獲得してくれたオーナーのベネットさんに感謝しています。必要なときにいてくれて感謝しています。あなたがアリーナで観戦している姿を見ると、いつも自信を持ってプレイできるんです。たとえ点差が離れていようとオーナーのあなたがいてくれると、僕らは何でもできると思えるんです。機会を与えてくださって本当に感謝しています。 
(GMの)サム・プレスティさん。本当に感謝しています。良い試合、悪い試合にかかわらず、夜遅くにいつもメールで連絡をくれて、本当に本当に感謝しています。新人時代からのサポートに感謝しています。強いチームにしてくれてありがとうございます。チームのために動いてくれて感謝しています。あなたがいてくれて僕らは幸せ者です。 
(アシスタントGMの)トロイ・ウィーバーさん。もう何年も一緒に仕事をしていますね。きっと神様が僕らを繋いでくれたんでしょう。本当にすべてにおいて大事な関係です。僕らの関係は長い年月を経て築かれたものです。僕を信じてくれて感謝しています。いつも自分の能力を引き出してくれて、現実を気付かせてくれて感謝しています。そして家族をサポートしてくれて感謝しています。本当に言葉では言い尽くせない気持ちがあります。あなたの家族、チーム、そしてコミュニティにとって本当に大切な存在です。感謝しています。 
そしてチームスタッフ全員に感謝しています。毎日サポートしてくれてありがとう。ドニー・ストラック、ジョー・シャープ、トニー・カッツ、デイブ・ブリス、ジョッシュ・ロングスタッフ、ウィルソン、セイント、マーク、ドワイト、全員の名前を言えますよ。皆のおかげで選手として成長できました。ここにペンがあれば皆の名前を書けるでしょう。皆はチームの一員ですから。あなた方のおかげで自分を信じられています。選手として、人間として成長させてもらっています。勇気と愛と前向きな姿勢を与えてもらっています。皆さん、本当にありがとう。 
コーチングスタッフにも御礼を言わせてください。自分はディフェンスをしないし、酷いショットは打つし、テクニカルは取られるし、映像を見るたびに僕を殺したいと思っているでしょう。それでもいつだって僕のそばにいてくれる。選手として成長する手助けをしてくれる。新たな限界まで追い込んでくれる。夏の練習にも付き合ってくれる。本当に感謝しています。皆がいてくれることが当たり前なんて思ったことはありません。僕の人生の一部になってくれて感謝しています。コート内にかかわらず、まず一人の人間として、男として成長させてもらっています。その次にバスケットボール選手として成長させてもらっています。 
スコット・ブルックスHC、あなたは僕にとって世界のすべてです。あなたのような人に僕は出会ったことがありません。自分を二の次にできる偉大な人物です。周囲から称賛されている偉大な人物ですが、あなたは名誉の類には興味がありませんよね。コーチ、感謝しています。あなたの家族にも受け入れてもらえて感謝しています。自分がおかしくなりそうになっているとき、自分を信じてくれて、いつもメールで励ましてくれて、本当に感謝しています。ありがとうございます。 
素晴らしいファンの皆に御礼を言わせてください。いつも温かいサポートをありがとう。チームのホームコート・アドバンテージは、今までのキャリアでも最高の力になっています。時には皆をがっかりさせてしまっているけれど、皆のために勝ちたい。そのために日々ベストを尽くそうと努力しています。皆のために優勝したい。皆がチームに求めている姿は理解しています。チームらしく戦うべきということを。僕らは男としても成長過程にいる人間です。そんな僕らをサポートしてくれてありがとう。僕らを受け入れてくれてありがとう。感謝しています。 
最後になりますが、家族に御礼を言わせてください。 
兄のトニー、いつもありがとう。子供の頃はいつも兄を追いかけていて、いつも僕を負かしてくれてありがとう。毎日、兄貴のために祈っているよ。兄貴からは自信を持つこと、自分を信じることを教えられました。自分にはできないと考えてしまうときにも、やれるんだと。 
父にも感謝しています。良いときも悪いときもあったけれど、父さんは遠く離れていてもサポートしてくれたね。いつも聖書の引用をメールで送ってくれた。毎日のように僕を愛してくれていると言ってくれた。それがどれだけ嬉しかったか。本当にありがとう。父さん、愛しているよ。 
弟のレイボンにも感謝しています。お前にとって良い兄でいたいと思っている。いつもお前の手本でいたいと思っている。いつもサポートしてくれてありがとう。愛しているよ。 
そして友人たちにも御礼を言わせてください。クリフ、チャーリー、バーノン、タイ、ランディ、ライアン、いつも連絡してくれてありがとう。試合や練習から不機嫌な状態で帰宅するときもある。そんなときに気分を変えてくれるのが君たちなんだ。君らがいなかったら今日の自分はいない。このトロフィーは俺たち全員のものだよ。本当に感謝している。ありがとう。 
そして祖母にも御礼を言わせてください。ここには来られなかったけれど家で見ているでしょ? ステージを降りたらおばあちゃんはメールをくれるよね。子供の頃に学校の送り迎えをしてくれてありがとう。毎日ピーナッツバターのサンドイッチを作ってくれてありがとう。試合の後でメールをくれてありがとう。いつもテクニカルをもらうなと怒られてばかりだけど、心から僕を愛してくれている。ありがとう。 
最後に母に御礼を言わせてください。 
(言葉につまりながら)ママは自分がどれだけ凄いことをしたかわかっていないよ。兄を18歳で生んで、その3年後に僕が生まれた。すべての状況が自分たちにとって逆風だった。21歳で2人の息子の母親、それも片親でだよ。周囲の誰からも僕らはここにいるべきじゃないと言われた。頻繁に引っ越ししないといけなかったよね。 
最初に引っ越したアパートのことを覚えているんだ。ベッドもなくて、家具も何もなくて、リビングに座っていた。それで皆で抱き合っていた。そのときにこう思ったよね。やり遂げたんだと。 
皆がどう思うかはわからないけれど、良いことがあったときには昔を思い出すようにしている。 
ママは夏の夜中に僕を起こしてランニングさせたり、プッシュアップをさせたりした。8歳、9歳の頃の試合ではよくサイドラインから怒鳴られた。本来ならこの場に相応しい人間ではなかったかもしれない。でもママ、あなたが僕らに信じる力を与えてくれた。貧しい生活から抜け出させてくれた。服を買ってくれ、食べさせてくれた。自分が食べられなくても、僕らが食事を取ったかを気にしていた。お腹を空かしたままで寝ていたのはママだよ。自分を犠牲にして育ててくれた。 
ママ、あなたこそ真のMVPです。 
最後にもう一度、神様に御礼を言いたいと思います。あなたは最初であり最後の存在です。アルファとオメガです。僕の人生を救ってくれた神様に御礼を言いたい。皆さんに感謝しています。僕に投票してくれた記者の皆さんに感謝しています。 
これで終わります。 
NBA.com

(ザ グレート ラクゴ)